日本のあちこちにある「白山神社」、訪れた人や地域の住民に親しまれています。
この神社は、魅力的でありながらも少し神秘的な特性を持っており、「やばい」と評されることも。
特に、朝鮮との歴史的なつながりや呪いにまつわる話が語られることもあります。
本記事では、白山神社がどうしてそんなに驚異的とされるのか、その起源や呪いとの関連性について深掘りしていきます。
多くの人にはまだ知られていない白山神社の面白い側面を明らかにし、新しい発見をお届けするかもしれません。
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白山神社のやばい理由3つ
全国に約3000箇所ある「白山神社」の中でも、石川県白山市三宮町にある「白山比咩神社」(しらやまひめじんじゃ)は格別の名声を誇っています。
地元の人々はこの神社を愛情を込めて「白山さん」と呼び、特別な存在としています。
この神社は数々の特異な魅力で「やばい」と話題になっています。
白山神社が「やばい」と言われる見逃せない理由3つは以下の通りです。
2、崇拝されている神様の圧倒的な存在感
3、信じる者に幸運と恩恵をもたらすとされる神聖な力
この記事では、そんな白山神社が持つ見逃せない3つの魅力を詳しく解説していきます!
「白山比咩神社」は、源義経のような歴史上の重要人物が訪れたことでも名高いです。
① 「呼ばれる」と神秘に満ちた聖なる場所
訪れる人々を不思議な力で引きつけると言われる「白山比咩神社」は、神聖な地として知られています。
この「呼ばれる」「引きつける力」とは、人々がこの神社に強く惹かれる感覚のことを指します。
また、この神社は「一の宮」として知られ、神社の中でも特に尊ばれています。
この称号は、その場所が持つ神々の力が他とは異なることを示しているのかもしれません。
多くの訪問者がこの神秘的な引力に導かれると伝えられています。
ちなみに、神様からの「ご招待」「呼ばれる」のしるしには以下のようなものがあります。
・夢の中に神社やその周辺が登場する
・強くその神社や地域を訪れたいという気持ちが沸き起こる
「何となくの直感」も、実は神様からの大切なメッセージかもしれません。
もしそのような感覚を覚えたら、ぜひその地を訪れてみてください。
実際に足を運ぶと、自然のパワーや空気の変化を肌で感じることができるでしょう。
さらに、江原啓之氏が推薦するようなパワースポットだということも、その価値を高めています。
②敬われる主要な神々の威厳
「白山神社」の主祭神は「菊理媛尊(くくりひめのみこと)」ですが、その他にも「伊弉諾尊(いざなぎのみこと)」「伊弉冉尊(いざなみのみこと)」といった神々が祀られています。
特に、イザナギとイザナミは日本の創造神話における重要な神々です。
特にククリヒメは、イザナギとイザナミの間に生じた争いを解決したことで知られています。
これらの偉大な神々が祀られていることで、白山神社の深い歴史と重要性を感じ取ることができるでしょう。
『日本書紀』に収められている物語を詳しく見てみましょう…
昔、イザナギの伴侶イザナミは重度の火傷で亡くなります。悲しみに暮れたイザナギは、死者の国へイザナミを取り戻しに行きます。
しかし、姿が大きく変わったイザナミを見てしまったイザナギは急に気持ちが変わり、その場を逃げ出します。逃げるイザナギを、イザナミが追いかけ、二人は死者の国とこの世の境界で激しく争います。
そこへククリヒメが現れ、イザナギに大切なメッセージを伝えます。そのメッセージを聞いたイザナギは納得し、帰路につき、アマテラスオオミカミ、ツクヨミノミコト、そしてスサノオノミコトを誕生させます。
この話から、ククリヒメがイザナギとイザナミの間の諍いを穏やかに解決したことが明らかになります。
このためククリヒメは、結びつける力(縁結びの力)を持っていると言われています。
さらに、生者(イザナギ)と死者(イザナミ)の仲介をしたことで、イタコ(霊媒師)としての役割も果たしているとされています。
創世の神々の調停者としての役割を担ったククリヒメが祭られている白山神社の重要性と特別さがよく理解できます。
③願望成就の素晴らしい恩恵が高く評価されています
仲たがいした夫婦を和解させたククリヒメのおかげで、「結びつける(縁結び)」恩恵があると言われています。
また、それと同時に「縁を断つ」恩恵も期待できるとされています。
実際にこの神社を訪れた多くの人から、さまざまな体験談が寄せられています。
今日はマツエクの帰りに
白山神社にお参りに行ってきました
白山神社は縁結びの神様ですが
縁切りでも有名なんだそうです。
悪い縁を断ち切りたく行って来ました
風鈴可愛かった♡#白山神社 pic.twitter.com/BSifMEREGT— 香奈 (@happytoy0115) July 2, 2019
「カップルで行くと別れる」というような都市伝説も存在しますが、これは適切な関係を築き、不適切な縁を切り離すためのものと解釈されています。
さらに、白山神社の神様は「厳格(厳しい)」として知られ、特におみくじでの直言直述のコメントが有名です。
白山神社お参りしてきた〜。おみくじは小吉。でもそんな酷いこと書いてなかった(笑)。大晦日のお礼もしてきた感じです。
— りり (@riri0625) January 1, 2012
今日の白山比咩神社
おみくじは相変わらず辛口(* >ω<) pic.twitter.com/4brfwjx00X— まるやま 正祐 (@yamamaru990) April 18, 2021
新しい年を迎えてすぐに厳しい言葉を聞きたくないと感じるかもしれませんが、「厳しさの中にも正確で当たる助言がある」と多くの人が伝えています。
それを「神様からの大事なメッセージ」と受け取り、心を引き締めることが重要です。
私も辛口のおみくじを引いてみたいと思っています!
白山神社の起源が朝鮮にある可能性について3つの理由
様々な説がありますが、「白山神社」が朝鮮の文化から影響を受けていることについての可能性が提起されています。
日本は古くから朝鮮と深い繋がりを持っているため、この見解は完全には否定できないでしょう。
白山神社が朝鮮にルーツを持つとされる理由3つは以下の通りです。
【白山神社の起源が朝鮮にある理由3つ】
1、白山に対する崇拝が朝鮮から伝わっている
2、白山の開祖とされる僧が朝鮮出身である
3、柳田國男や折口信夫などの民俗学者がこれを支持している
これらの点について、白山神社の起源を深く探ります。
交流の歴史は、長い年月を通じて記録されてきました。
①白山に対する信仰は朝鮮から伝わったとされている
石川県を含む多くの地域では今でも「白山信仰」が色濃く残っており、大自然が生み出す恵みに対して農耕民族ならではの感謝と畏怖の念を抱きます。
この白山信仰には、「大陸からの移民が関わっていた」とする説が存在します。
渡来人とは、朝鮮や中国から日本に移り住んだ人々のことを指します。
特に白山信仰における朝鮮文化の影響は、例えば「牛との関係」など、具体的な例を通じて指摘されています。
白山信仰では牛が非常に大切な存在とされ、以下の事例がその証拠とされています。
朝鮮半島の古代韓神信仰では、牛や馬を神へ捧げる儀式が行われていました。
この風習が日本にも伝わり、特に日本海沿岸で牛を捧げ物とする習慣が広まったとされています。
実際に、桓武天皇がこの習慣を禁じる命令を何度も出していたという記録が残っています。
これらの点から、白山信仰が朝鮮文化と深いつながりを持っていたことが推測されます。
さらに、「牛首村」という名前も、牛が犠牲になっていたことを示唆しています。地名に牛や馬が含まれているのは、その地域がこれらの動物と深い関係を持っていたことの証です。
②朝鮮系の可能性を持つ白山開拓の僧
動画アップしました!
【きょきょきょ巨石!】泰澄 大矢谷白山神社 福井 pic.twitter.com/RI0Cpb9Ppp
— ふわ こういちろう ⛩まんが古事記 (@fuwa414) October 8, 2023
長らく未踏の霊峰とされてきた白山に最初に入ったのは「泰澄(たいちょう)」という僧です。
彼は夢の啓示を受け、白山への登拝を果たし、「白山妙理大菩薩」の啓示を受けたと言われています。
その後、彼は今でも知られる「牛岩・馬岩」がある「平泉寺白山神社」を建立しました。
泰澄の背景について、彼の父親が大陸、特に朝鮮半島出身の秦氏だった可能性を示唆する説があります。
秦氏には百済、辰韓、新羅など多様な起源があり、彼らが日本に移住してきたことは確かです。
泰澄自身も「愛宕山」への登拝など、多くの伝説を残しており、秦氏と深い関連があることが示唆されています。
愛宕山は秦氏の信仰の場としても知られています。
また、秦氏は建築技術や養蚕の知識など、さまざまな文化を日本に伝えたとされています。
③民俗学者・柳田國男と折口信夫の分析
民俗学の分野で名高い柳田國男と折口信夫は、多くの方に知られています。
彼らは特に「白山信仰と朝鮮との関連」について独自の見解を持っています。
彼らの結論は、「もともとの白山信仰に朝鮮からの信仰が混ざり合い、それが発展していった」というものです。
1.石川県の白山という山の信仰から始まった 富士山などとともに、日本三大霊山の一つとされるが、元々は山岳仏教(密教)である しかし、明治の神仏分離政策・廃仏毀釈運動で神社化された 白山神社は、石川、岐阜、新潟などに多い
2.新羅に由来する朝鮮系の信仰 白頭山信仰を持った高句麗の渡来人が、加賀の白山を祀った。 加賀(石川)にも白山信仰があり、両者が合わさった 高句麗姫(こうくりひめ)=菊理媛(くくりひめ) 白山(はくさん・しらやま)=新羅人(しらぎひと) の山
3.菊理媛が『日本書紀』のイザナギ、イザナミ神話に取り入れられた後、三神が合祀されるようになった
4.修験者泰澄が白山に登り開山し、修験の道場とした。
5.仏教の曹洞宗の道元禅師が、神仏混淆の「白山権現」の力を借りたとする 毎年夏には、永平寺の僧侶が、白山神社奥宮の前で般若心経を読誦する。
6.江戸時代に浅草新町(被差別部落の中心)で白山神社が祀られたため、関東だけは被差別部落で祀られる神社になった
7.東北では「おシラ様」と呼ばれる蚕の神とされ、人と馬のあいの子とされた
実は、明治時代に政府が、石川県の白山比咩神社を総本宮と定めた為に、各地の様々な白山信仰が隠されて、白山比咩神社から分霊を頂いたという話に書き換えられてしまってます。
密教(仏教)であったこと・朝鮮系であることは、殆ど伏せられてます
白山の山頂付近には、密教(山岳仏教)由来の白山神社(奥宮:写真)が今もあります 多くの方が参拝されますが、標高2400m、徒歩で4時間~5時間も掛ります引用:Yahoo!知恵袋
「もともとある白山信仰に、朝鮮の信仰が加わり融合し、それが発展の道を辿った」というのが、結論です。
これだけ多くの説がある中で、白山神社と朝鮮との間に何らかの関連性がある可能性は否定できません。
白山神社と呪いとの関わりについて3つの理由を探る
神社と呪いの関連は、しばしば言及されます。
特に、「丑の刻参り」のような儀式は、その一例です。
いくつかの神社ではこの儀式が特に有名ですが、「白山神社」にも呪いとの関連があるとされています。
白山神社が呪いと関わる理由3つは以下の通りです。
1、白山で語り継がれる黒百合にまつわる伝説
2、丑の刻参りを防ぐ役割を持つ「牛岩・馬岩」
3、穢れや呪いを浄化する力を持つとされる神様、ククリヒメ
これらの要素から、白山神社が呪いとどのように関連しているのかを深く探ってみます。
①白山と黒百合伝説について
花の白山の名前は本当で黒百合がたくさん咲いてて幸せだった pic.twitter.com/ZYmk6S9fYy
— みまたかほ (@kaho54235115) June 30, 2022
石川県を代表する黒百合は、夏の白山で見ることができる麗しい花です。
ですが、この花には「恋愛・情熱・呪い・報復」といった重厚な花言葉が存在します。
これは白山に伝わる「黒百合の伝説」が由来となっています。
美しい花にこんなにも暗い言葉があるとは、驚きですね。
この話題の「黒百合の伝説」とは…
織田信長の家臣、佐々成政が富山城の主だった時代に起きた出来事です。
彼は側室である早百合を誣告の罪で処罰し、最終的には彼女を死に追いやります。
早百合は絶命する際、「いずれ立山の百合が黒く染まる時が来る。その時がお前の滅亡の時だ」という呪いの言葉を残しました。
その後、政治的失敗により富山から逃亡した佐々成政は、豊臣秀吉の正室に「白山の黒百合」を献上することに。
しかし、この黒百合が原因で成政は疎まれ、最終的に佐々家は滅びます。
早百合の予言に「立山の黒百合」という言葉がありますが、実際は白山の伝説です。
この伝説が原因で、白山の黒百合は「呪い・報復」という言葉と結び付けられるようになりました。
白山神社では白山が神体とされており、「呪いの黒百合」がそこに咲いていることは、何かしらの深い繋がりがあるのかもしれません。
美しい花に隠された、こんなにも深い物語があったとは…
②「牛岩・馬岩」と丑の刻参りにまつわる伝承
福井県勝山市にある「平泉寺白山神社」に位置する「牛岩・馬岩」には、独特の伝承が残っています。
その伝承によれば、「丑の刻参りをしようとする者を、牛岩・馬岩が妨げる」とされています。
この話は地元でもよく知られており、多くの人々に語り継がれています。
むかし、勝山の人が白山権現に願いを祈るため、夜中に出かけました。いわゆる丑の刻参りというものでしょう。ちょうど菩提林の半ばまで行くと、大きな牛と馬が道いっぱいに横たわっていました。夜中の林の中でその光景は恐ろしいものでしたが、その人は勇敢だったので、それをとびこえて行きました。願掛けも済み、帰る頃には夜は明けはじめていました。明るくなってから先ほどの牛馬を見ると、それは道の両側にある巨石だったのです。それからは牛岩馬岩と名がついて、今も変わらずそこにあり続けています。
参考『越前若狭の伝説』
この話は地元でもよく知られており、多くの人々に語り継がれています。
母方系の田舎に平安時代に遡れる神社と寺院があり、長い長い石畳の参道を登って参拝する。樹齢400年と言われる昼間も薄暗い杉の木隠れの参拝道の真ん中あたりに、牛岩馬岩があり、丑の刻参りをする人がいると牛頭馬頭となって邪魔をするらしい。それを乗り越えてでも行くのが「本物」なんだと。
— るう(之助) (@bluelotus2212) March 5, 2016
この伝承からは、過去に白山神社に呪いを掛けたい者が存在していたことが推測されます。
元々「牛岩・馬岩」は保護の壁として機能しており、不純な意図を持つ者を遠ざけるために存在していたのかもしれません。
願いと呪いは、まるで硬貨の裏表のような関係にあるものです…
③ククリヒメと穢れ及び呪いの清浄化
「白山神社」の主要な神であるククリヒメは、「汚れを清める神」として広く知られています。
彼女がイザナミとイザナギの間の衝突を調停した際、両者の穢れを清めたとされ、これが彼女の名声の根底にあります。
さらに、イザナミとイザナギの争いが実は「呪いの応酬」であったとも言われ、ククリヒメがその呪いを消し去ったと伝えられています。
地元では「清浄化と言えば白山神社」との言い伝えもあり、多くの人が呪いや穢れを取り払う力を信じています。
まとめ
日本全国に約3000箇所存在する「白山神社」の中核は、石川県に位置する「白山比咩神社」です。
この神社はククリヒメノミコトを主祭神とし、さらにイザナギノミコトやイザナミノミコトも祭神としております。
不思議な力が宿るとされるこの聖地は、多くの信者にとってご利益がある場所として知られています。
白山神社の根幹は、古来の白山信仰と朝鮮から伝来した信仰が融合したものとされており、呪いや穢れにまつわる伝承が数多く存在します。
中でもククリヒメノミコトは、これらを清める神として崇められています。
これが白山神社に関する基本的な情報です。
全国に広がる白山神社は、名高い神々が祀られており、特に穢れを払う力があるとされる神様の存在が注目されています。
もし近くに訪れる機会があったり、心がそこに向かうような時があれば、是非一度足を運んでみてください。
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