バスケットボールをテーマにした漫画『あひるの空』は、2004年に『週刊少年マガジン』で連載がスタートし、その人気は2019年にアニメ化されるほどに高まりました。
にもかかわらず、ネット上では「あひるの空 連載終了」や「あひるの空 作者 めんどくさい」といった否定的なコメントが目立っています。
これほど愛されている作品に、一体なぜそんな声があるのでしょうか?
この疑問に、作者・日向武史氏の言葉を手がかりに迫ってみました。
「あひるの空」が連載終了したと言われるのはなぜ?
『あひるの空』が連載終了したとの噂が立っている背景には、何があるのでしょうか?
2023年8月の時点で、実際には『あひるの空』の連載は終了しておらず、物語もまだ完結していません。
しかし、
少しだけお休みさせてもらってます。
ごめんなさい。
すぐ復活します。
予定していた日向を探せ企画の入賞者も近日発表とさせて頂きます。
ご了承を。
マガジンの読者参加企画は明日〆切です。
アニメ公式の放置プレイがキツイです。
あと、今日と明日の間ナオの誕生日らしいです。
それではまた。
引用:X(旧:Twitter)
少しだけお休みさせてもらってます。
ごめんなさい。すぐ復活します。予定していた日向を探せ企画の入賞者も近日発表とさせて頂きます。ご了承を。
マガジンの読者参加企画は明日〆切です。
アニメ公式の放置プレイがキツイです。
あと、今日と明日の間ナオの誕生日らしいです。
それではまた。 pic.twitter.com/6VKYWHUpG9
— 日向武史 (@hinatatakeshi) February 28, 2019
「あひるの空」は、2019年5月以降、連載は中断されており、4年が経過した現在も再開の予定は立っていません。
この状況が、多くの読者に間違った認識を与え、連載終了と誤解させているのです。
さらに、作者自身が「すぐに復活する」と発言しているにも関わらず、なぜこれほど長期間、連載が休止されているのかが疑問として残ります。
「あひるの空」作者がめんどくさいのは長期休暇が理由?
『あひるの空』はこれまで三回にわたり連載を一時的に停止しており、初めの二回は比較的短期間でしたが、現在は2019年から続く長期の休載に入っています(2023年8月現在)。
②2017年6月〜2017年11月
③2019年〜現在(2024年1月)
最初の二回(①と②)の休載は作者の健康問題が理由でしたが、今回の長い休載には別の理由があるのではないかと噂されています。
もしかしたら、作者が重い健康問題に直面している可能性も考えられます。
しかし、筆者はそれよりも作者が「めんどくさい」と作業を面倒に思っているのではないかと推察しています。
この仮説を確かめるために、過去の作者のツイートを詳しく調べてみました。
アニメ「あひるの空」に対するストレス?
特に、アニメ『あひるの空』に関して、原作と異なる内容に対する一部の批判的な声が作者に大きなストレスを与えているようです。
立て続けにDM来るから何事かと思った。
「ディオメディアだから仕方ない」
…と言いたいところだけど、自分の漫画だしそうもいかない。
その作品のファン達を不快にさせてしまったなら申し訳ないです。
純粋なあひるの空の読者にもね。
失望に値する、最低な演出だと思います。
重ねてお詫びを。
— 日向武史 (@hinatatakeshi) July 3, 2020
本当はこのツイートするつもりなかった。本人に申し訳ないからね。
けどきっとあひるの空好きなら俺の考えや気持ちを理解してくれる筈だ。
すまん、許してくれ笑"想い"なんてこの業界じゃ何の価値もないって事を思い知らされた。
いや、本当は知ってたけど笑
少しでも期待した自分がアホだった。
— 日向武史 (@hinatatakeshi) November 6, 2019
作者が行った謝罪や、他人事のようなツイートからは、彼の抱える苦悩が垣間見えます。
このような状況は心が痛むものです。
さらに、出版元である講談社との関係にも何かしらの溝が生じている可能性があります。
出版社との間に何かあるのかな?
いい機会だから説明する。
表紙を描かなくなったのは漫画だけでいいと思ったから。
物事を見た目や上辺や触りだけで判断するような人間が本当に嫌いだったから、その反動…というか"訴え"ですね。
漫画は内容だけで売れるんだって事を証明したかった。そしてミスチルに対する憧れも大さじ3杯ほど。 pic.twitter.com/t3XNhCv2oN
— 日向武史 (@hinatatakeshi) October 2, 2019
なんと、漫画『あひるの空』の第35巻の表紙は白紙のままという驚きの事態が起こりました。
作者は作品の質を最優先に考えていると主張していますが、ファンたちの間では「出版社と何かトラブルがあるのでは?」という憶測が飛び交っています。
こうした疑問が持ち上がる背景には、以下のような事情があるようです。
・2014年7月30日の週刊少年マガジンでは、表紙を含めてたったの10ページしか掲載されなかったのです。
この白紙の表紙は、まるで出版社への反抗の象徴のようにも感じられます。
続編を書くことが辛い?
もしかして、続編を書くことが辛いのでしょうか?
未来に対する不安や希望が見えないようなコメントが、心に残ります。
"未来とはただの言葉"と訴えた一方で「過去は変えられる」という台詞を記した(最新巻THE DAY発売中)自分ですが、
これは表裏一体というか…似た様な意味でもあり、けど本質は全然違うもの。
説明はしないけど、今を見ていない輩の夢云々から"未来"は生まれるのかって話。
伝わらなかったらゴメン笑
— 日向武史 (@hinatatakeshi) September 7, 2019
精神的な苦しみを背負い、作品を続けるのが難しくなっているのかもしれません。
作者のツイートからは、精神的に不安定な様子がうかがえます。
「面倒くさい」というよりは「辛い」と感じられる部分があるようです。
ただ、これは筆者の推測に過ぎず、実際のところは定かではありません。
何事も続ける上で、精神的な安定がとても大切だと改めて感じますね。
「あひるの空」について
『あひるの空』は、バスケットボールを軸にした日向武史の青春漫画で、2004年に『週刊少年マガジン』での連載を開始し、2019年にはその人気がテレビアニメ化に至るほどになりました。
2020年6月時点で、このシリーズは総計2,400万部以上を発行しています。
「あひるの空」の物語の骨子
バスケットボールでは決して有利ではない小柄な体格の車谷空。
身長を理由にスタメンに選ばれることのなかった空は、高校バスケ部に期待を膨らませて九頭龍高校、通称クズ高に入学。
ところがバスケ部はほとんど機能停止状態。とてもバスケをできる環境ではなかった。しかし、空はバスケへの熱量で、クズ高バスケ部メンバーとぶつかり合いながらも、共に成長していく。次々に直面するあらゆる困難に、クズ高バスケ部メンバーはどのように立ち向かっていくのか・・・!?
この漫画は、活動が停滞していた無名のバスケットボールチームが、新たな主人公の加入により劇的に変貌を遂げていく過程を描いています。
読む者に、理想の青春時代を憧れさせるような物語です。
「あひるの空」の最新情報(2024年1月現在)
最新話:第616話(2019年5月15日発売・週刊少年マガジン24号)
最新刊:あひるの空 THE DAY(1)(51巻)(2019年6月17日発売)
最新の刊が4年も出ていないというのは驚きです。
公式サイトでも、2021年1月13日から情報が更新されていないです。
新しい話を心待ちにしながら、前回の話を忘れてしまうのではないかと心配になりますね。
「あひるの空」のファンの継続的な愛情
連載が始まってから19年、休載が始まってから4年が経過した現在でも、『あひるの空』は変わらず多くのファンに愛され続けています。
スラダン好きな人、あひるの空も好きだと思うんだけどスラダン以上に現実突きつけられる漫画だと思う。
ハイキューもダイヤも現実的なんだけど、あひるの空が1番現実みあって心をエグる。
— 関 一輝 (@ikki_164) August 3, 2023
あひるの空の1巻読んだけどハマりそう。めちゃめちゃ面白い。多分スラムダンクの映画の流れで単行本読んでアマプラでアニメ観てなんか他のバスケ漫画ないかなと探してたらあひるの空を見つけた。
— とよちゃん@無職4年目 (@toyoshima53) August 13, 2023
途中で連載終わってしまったので
あんまり知ってる人居ないかもですが
あひるの空の千秋が大好きです普段はおちゃらけてるけど
いざという時に頼もしい最近よく相談乗ってもらってる人もアフロでめっっちゃ頼もしい人
、、僕は千秋が好きなのかそれともアフロが好きなのか、、笑 pic.twitter.com/h8nJsjwRgi
— りょう|ECマーケ (@ryo_jobst) August 11, 2023
『スラムダンク』や『黒子のバスケ』など、バスケットボールを題材にした作品は多くのファンに知られています。
これらの作品を楽しむ人々の中には、学生時代に『あひるの空』に夢中だった方々も多く、特に2019年のアニメ化以降、再び作品への関心が高まっているようです。
まとめ
『あひるの空』は4年もの連載休止が続いていますが、それでも熱心なファンが多いのは驚くべきことです。
以下は『あひるの空』に関する主な情報です。
・現在も長期にわたり連載が休止されています。
・連載休止の理由には、作者の日向武史さんの精神的な負担や疲れが関係していると言われています。
にも関わらず、連載の再開を待ち望むファンは後を絶ちません。
多くの人が作品の続きを切望するとともに、作者の健康と幸せを心から願っています。
作品の続きが読める日を楽しみに待っています!